LinkBBでは、住宅確保要配慮者(高齢者、障害のある方、生活保護受給者など)の住まい探しを支援する中で、さまざまなご相談をお受けしています。
本シリーズでは、ご本人の了承を得たうえで、一部内容を変更しながら、実際の支援事例をご紹介します。
「保証人がいないので賃貸住宅は借りられないと言われた」特に保証人なしの高齢者は、入居できる物件が限られるケースもあるため、早めの相談が重要です。
「家族がおらず、住まい探しを誰に相談すればいいのか分からない」
高齢者になるにつれて、このような悩みを抱える方は少なくありません。
実際、賃貸住宅では保証人や緊急連絡先を求められるケースが多く、身寄りが少ない高齢者にとって住まい探しのハードルは決して低くありません。
しかし、すべてのケースで入居を諦める必要はありません。
今回は、保証人がいない70代男性が居住支援法人LinkBBのサポートを受け、新しい住まいを見つけた実際の居住支援事例をご紹介します。
高齢者の住まい探しで多い「保証人がいない」という悩み
※本記事は、ご本人の了承を得たうえで、個人が特定されないよう一部内容を変更して掲載しています。
高齢者の賃貸住宅探し(高齢者賃貸)では、次のような理由から入居審査が難しくなることがあります。
・保証人になってくれる家族がいない
・配偶者が亡くなっている
・子どもがいない
・親族と疎遠になっている
・高齢を理由に貸し出しを慎重に判断されることがある
今回ご相談いただいたのは、70代半ばの男性でした。
ご家族はおらず、ご親族は甥御さんのみでしたが、保証人になることは難しい状況でした。
これまでにも複数の不動産会社へ相談されていましたが、保証人がいないことなどから住まい探しが思うように進まず、今後の生活に不安を感じておられました。
そこで、インターネットで居住支援法人を探し、自宅から比較的近い居住支援法人LinkBBへお問い合わせいただきました。

居住支援法人とは?住まい探しを支える専門機関
LinkBBは、大阪府内で活動する居住支援法人として登録されています。
居住支援法人とは、高齢者や障害者、生活保護受給者など、住宅の確保に配慮が必要な方(住宅確保要配慮者)の住まい探しを支援する法人です。
例えば、
・賃貸住宅探し
・不動産会社との調整
・入居までのサポート
・福祉機関との連携
・入居後の相談対応
など、住まいに関する様々な支援を行っています。
大阪市でも、活動している居住支援法人が紹介されています。
●参考(大阪市) 大阪市内で活動する居住支援法人について
//www.city.osaka.lg.jp/toshiseibi/page/0000430824.html

高齢者の住まい探しを居住支援法人がサポートする流れ
今回のケースでは、まずご本人がインターネットで居住支援法人を検索し、自宅から比較的近いLinkBBへお問い合わせくださいました。
お問い合わせ後は、すぐに物件をご紹介するのではなく、まず現在の状況を詳しくお聞きすることから始めます。
① ヒアリングを実施
まずは電話や面談で、
・現在のお住まい
・希望エリア
・家賃
・年金などの収入
・保証人の有無
・緊急連絡先
・健康状態
などを確認します。
その後、より詳しく状況を把握するために、LinkBB独自のヒアリングシートへご記入いただきます。
この段階で状況を整理することで、入居可能性の高い物件を探しやすくなります。

② 現実的な条件へ希望を整理
住まい探しでは、「希望」と「実際に紹介できる物件」に差があることも珍しくありません。
例えば、
・家賃を少し調整する
・エリアを広げる
・築年数の条件を見直す
など、無理のない範囲で条件を整理していきます。
条件を少し見直すだけでも、紹介できる物件数が大きく増えることがあります。
ご本人にも現在の賃貸市場の状況をご説明しながら、一緒に住まい探しを進めていきました。
③ 条件に合う物件をご紹介
整理した条件をもとに、入居可能性のある物件を選定します。
物件資料をお送りし、
「ここを見てみたい」
という物件が見つかれば内覧を手配します。
写真だけでは分からない部分も多いため、実際に現地を確認することで安心して判断していただけます。
④ 内覧を実施
内覧では、
・周辺環境
・スーパーや病院
・バス停・駅までの距離
・建物の状態
・日当たり
・室内設備
などを一緒に確認しました。
高齢者の場合は、室内だけでなく、毎日の生活のしやすさも重要なポイントになります。

⑤ 入居審査をサポート
希望する物件が決まったら、管理会社へ申込みを行います。
この際、LinkBBでは
・必要書類のご案内
・管理会社との調整
・審査資料の提出
・ご本人への説明
などをサポートします。
今回のケースでは保証人はいませんでしたが、緊急連絡先として甥御さんにご協力いただくことができました。
保証人と緊急連絡先は役割が異なるため、このような形で対応できるケースもあります

。
違いを簡単にまとめると、次のとおりです。
| 項目 | 保証人 | 緊急連絡先 |
|---|
| 主な役割 | 契約内容に応じて債務などの責任を負う場合がある | 緊急時や連絡が取れない場合の連絡窓口 |
| 必要性 | 保証会社利用で不要な物件も増えている | 多くの物件で登録を求められる |
| 誰がなる? | 保証会社や親族など | 親族・親しい知人など |
保証人と緊急連絡先は役割が異なるため、このような形で対応できるケースもあります。
もちろん、最終的な審査は管理会社や保証会社の判断となりますが、ご本人の状況を丁寧に整理してお伝えすることで、スムーズに進められるよう支援しました。
保証人がいないからといって、住まいを諦める必要はない
「保証人がいない」
この一点だけで住まい探しを諦めてしまう方は少なくありません。
保証人なしでも相談可能な居住支援法人へ早めに相談することで、住まい探しの選択肢が広がる場合があります。
しかし実際には、
・緊急連絡先を設定できる
・保証会社を利用できる
・居住支援法人が間に入る
など、状況によっては住まい探しが進められる場合があります。
もちろん、すべての物件で契約できるわけではありません。
だからこそ、ご本人の状況を整理し、受け入れ可能な物件を一緒に探していくことが大切です。
LinkBBでは高齢者の住まい探しをサポートしています
- LinkBBでは、高齢者をはじめ、住宅確保要配慮者の住まい探しをサポートしています。
- 今回のように、
- ・保証人がいない
- ・家族が少ない
- ・緊急連絡先が限られている
- ・住まい探しに不安がある
- というケースでも、一人ひとりの状況を確認しながら、無理のない住まい探しをご提案しています。
- 「相談したら必ず入居できる」というものではありませんが、まずは現状を整理し、どのような方法が考えられるか一緒に検討することが大切です。
- 住まい探しでお困りの際は、一人で悩まず、お気軽に居住支援法人へご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 保証人なしでも賃貸契約はできますか?
はい、保証人がいなくても賃貸契約できる場合があります。
近年は保証会社を利用する物件が増えており、保証人が必須ではないケースもあります。また、居住支援法人が状況を整理し、不動産会社や管理会社と連携することで、住まい探しが進む場合もあります。
ただし、入居可否は物件や管理会社、保証会社の審査基準によって異なるため、一概に契約できるとは言えません。
Q2.高齢者でも賃貸住宅は借りられますか?
はい、高齢者でも賃貸住宅を借りることは可能です。
一方で、健康面や緊急時対応への不安から、貸主が慎重に判断するケースもあります。そのため、保証会社の利用や緊急連絡先の確保、居住支援法人によるサポートなどを組み合わせることで、入居につながる可能性が高まります。
住まい探しでは、希望条件を整理しながら現実的な物件を選ぶことも大切です。
Q3.居住支援法人は無料で相談できますか?
多くの居住支援法人では、住まい探しに関する相談を無料で受け付けています。
相談内容は、賃貸住宅の紹介だけでなく、住宅確保要配慮者に利用できる制度の案内や、福祉機関との連携、入居手続きのサポートなどさまざまです。
ただし、支援内容や対応範囲は法人ごとに異なるため、事前に相談内容を確認すると安心です。
Q4.緊急連絡先と保証人の違いは何ですか?
保証人と緊急連絡先は、それぞれ役割が異なります。
保証人は、契約内容によっては家賃などの債務について責任を負う場合があります。一方、緊急連絡先は、入居者と連絡が取れない場合や、病気・事故など緊急時に連絡を受けるための窓口です。
近年は保証会社を利用する契約も増えていますが、多くの賃貸住宅では緊急連絡先の登録を求められることがあります。
Q5.高齢者の住まい探しはどこへ相談すればよいですか?
高齢者の住まい探しに不安がある場合は、居住支援法人や地域包括支援センター、市区町村の住宅・福祉窓口などへ相談することをおすすめします。
一人で不動産会社を回るよりも、現在の状況や希望条件を整理したうえで相談することで、自分に合った住まいを見つけやすくなることがあります。
特に、保証人がいない場合や家族の支援を受けにくい場合は、早めに相談することで選択肢が広がる可能性があります。
Q6. 保証会社があれば保証人は不要ですか?
多くの賃貸住宅では、保証会社を利用することで保証人が不要となるケースがあります。
一方で、すべての物件が同じ条件ではありません。管理会社や貸主の方針によっては、保証会社の利用に加えて緊急連絡先の登録を求められる場合や、状況によっては保証人が必要となる場合もあります。
保証人がいないからといって住まい探しを諦める必要はありませんが、ご本人の状況や物件ごとの条件を確認しながら進めることが大切です。不安がある場合は、居住支援法人へ相談することで、自分に合った住まい探しの方法を一緒に検討できます。
このような方は居住支援法人への相談をご検討ください
次の項目に一つでも当てはまる場合は、一人で悩まず、居住支援法人へ相談することで解決の糸口が見つかる可能性があります。
□ 保証人がいないため、賃貸住宅への入居を断られたことがある
□ 高齢者でも入居できる賃貸住宅を探している
□ 家族や親族が少なく、住まい探しに不安を感じている
□ 緊急連絡先を頼める人が限られている
□ 年金収入で無理なく住める住宅を探したい
□ 一人では不動産会社とのやり取りや手続きが難しい
□ 居住支援法人に相談できる内容を知りたい
一人ひとりの状況によって、利用できる制度や住まいの選択肢は異なります。早めに相談することで、条件に合った住まいを見つけやすくなる場合があります。

まとめ
保証人がいない高齢者の住まい探しは、決して簡単ではありません。
しかし、今回のように、居住支援法人が間に入り、ご本人の状況を整理しながら管理会社や保証会社と連携することで、新しい住まいにつながるケースもあります。
LinkBBでは
・不動産会社との調整
・保証会社への説明
・居住支援法人としての相談対応
・入居までのサポート
まで一貫して一人ひとりの状況に合わせて対応しています。
保証人なしだからといって住まい探しを諦める必要はありません。居住支援法人と連携しながら、一人ひとりの状況に合った住まい探しを進めていきましょう。まずは一度ご相談ください。
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